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神社見聞録
岩国市内の神社を順次紹介します。
それぞれの神社(地域)に歴史・文化があり、
神々への信仰を心の支えとして
その地区の人々がこれまで生きてきたことでしょう。


iwakuni-map-jinja.gif 神沼田神社 河内神社(神明原) 生見八幡宮 大元神社 貴布禰河内神社 白羽神社





周東町

河内神社(かわちじんじゃ)
 所在地 岩国市周東町三瀬川
 祭神   ※調査中
 創祀   鎌倉時代(詳細調査中)
 祭り   ※調査中

 周東町から美川町へ抜ける「県道5号線」を進んでいると、周東町三瀬川で道の横に鳥居、そしてそびえ立つ階段が目に付いた。車を止めて登ってみると、参道が延々と続く。道中、鳥居を4つも備えており、社殿の前は広場が大きく広がっている。
 これは何かしら云われのある神社だろうと思って隣の浄円寺の方に由来を尋ねると、鎌倉時代、三瀬川の地を興した人物を奉る神社とのこと。社殿前の広場で政(まつりごと)を行っていたらしい。
 神社やお寺が、いかに地域の歴史を伝え、支えてきたかを実感させていただいた。







錦町

神沼田神社(かみぬだじんじゃ)
 所在地 岩国市錦町須川上沼田
 祭神   ※調査中
 創祀   ※調査中
 祭り   毎年11月2日(固定)

 上沼田神楽保存会の本拠地。
 かつて地区内にあった数社の神社を合祀し、神沼田神社とした。古くから地区の拠り所となっており、正月の「拝賀式」をはじめ、秋祭り等の際は地区住民、帰省者が集う。
 通常の神社は小高い丘の上に造られるのが多いが、この神沼田神社は特に気にせず建てられている。また、古くからの地区の事情か、この神社には鳥居や狛犬、灯籠等の類が据えられていない。



神明原大神宮(しんめいばらだいじんぐう)
 所在地 岩国市錦町須川神明原
 祭神   ※調査中
 創祀   ※調査中
 祭り   10月中頃?

 上沼田神楽の本拠地、上沼田の隣の集落。かつては木材で潤ったというこの地も、過疎化・高齢化の影響で、ここの住人は冬場は集落を離れているらしく、小春日和のこの日は戻ってきた人が布団干しとかをしていた。
 その昔上沼田神楽は、沼田部落と神明原部落が共同で受け継いでいたという。近年は特に関係はないものの、そんな縁がある集落を覗いてみた。桜が散りはじめる中、一時の里帰りをしている家もあった。
 この神明原、下沼田から更に車で5分程度細道を進む。そこに建つ大神宮は、山奥だというのに造りは立派であり、地域が信仰を大切にしてきたのが伺える。話によると、伊勢神宮から直接分祀を受けているらしい。
 




美川町

河内神社(かわちじんじゃ)
 所在地 岩国市美川町南桑
 祭神   水波女命(みずはめのみこと)
       金山彦命(かなやまひこのみこと)
       真鶴命(まなづるのみこと)
 創祀   正嘉年中(1257年)
 祭り   毎年11月3日(固定)

 毎年お祭りに声をかけていただいている神社。
 地区の中央を歩道も無い国道が貫き、台風が来ると浸水の被害が出る、という環境でありながら、この地区の人々は「協力」の精神によって力強く生きているように感じる。
 天井に地区の家々の家紋がびっしりと貼られているのは圧巻。
@神社 A神社のようす
B家紋を天井に掲げて C11月3日、祭りの日の神輿







美和町

河内大明神(かわちだいみょうじん)
 所在地 岩国市美和町釜ヶ原
 祭神   ※調査中
 創祀   ※調査中
 祭り   ※調査中

 ”平家の落人がつくった集落”といわれる釜ヶ原。それを示すかのように、この神社は不思議な造りをしている。
 平清盛に縁のある宮島の「厳島神社」。これを模して、河内大明神の周囲はぐるーっと堀(水路)に囲まれており、瀬戸内海に浮かぶ宮島と同様の存在感を感じる。また、通常の神社は小高い丘の上に建っているが、この神社は源氏の追っ手を恐れてか、5m程度掘り下げられている。
 云われと不思議の多い神社である。
神社は、地面からかなり堀り下げられている。
神社内には立派な拝殿が据えられている。 神社の周りには水路が走る。