TOP演目火の神

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五郎の王子 黄泉醜女 天の班駒 天の岩戸 天孫降臨 八俣大蛇



(ひのかみ)
火の神
黄泉醜女

【登場神】
伊耶那岐命(いざなぎのみこと)
火之夜藝速男神
(ひのやぎはやおのかみ:火の神)


 伊耶那美命は、火之夜藝速男神(火の神)をお産みになったため、御陰が焼けて病気になり、お亡くなりになった。
 火の神は気性も荒く、各地で禍いを起こされた。伊耶那岐命は長い剣を抜いて火の神に挑み、火の神の首をお斬りになった。その剣の先についた血が清らかな巌に走りついて出現した神の名は、石折神(いわさくのかみ)、根折神(ねさくのかみ)をはじめ八柱である。
 この時火の神をお斬りになった剣の名を「天の尾羽張」といい、その名を「伊都の尾羽張」ともいう。

【解説】火の神を斬って生まれる神々の系列から、鉄鉱を火力で処理して刀剣を得る様子を比喩した物語と思われる。